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活動

ページ作成: 2002年11月7日 最終更新: 2008年8月18日

保存修復

樊錦詩教授と施娉婷教授(敦煌研究院)が大英図書館の保存修復スタジオ(the BL conservation studio)を訪問

資料の保存修復はIDP設立当初からの主な活動の一つです。 設立目的は次の通りです:

これらの目的のために、IDPは世界中の機関に所属する保存修復技術者や保存科学者と協力してプロジェクトを推進しています。また、定期的に保存修復会議を開催し、その他の会議でも保存修復に関する委員を組織しています。これらの会議では、保存修復技術者と科学者が互いの最新成果について議論し、新たな技術を生み出すことを目的としています。IDPでは書籍や論文の出版も行い、世界中の保存修復技術者や科学者に対する研究推進の役割も担っています。詳細は保存修復のページを御覧ください。

IDPウェブサイトの保存修復のセクション では、ビデオクリップも交えて保存修復に関する情報を掲載しています。さらに、最近の研究論文、保存修復に使用される材料に関する報告、専門用語の解説、他のサイトへのリンク集も掲載しています。

目録作成と研究

Sam van Schaik と Jake Dalton (敦煌出土チベット語タントラ写本の目録作成者

基本となる目録記録がなければ、古文書、絵画、織物および遺物へのアクセスは困難です。従って、目録作成はIDP設立当初からの主な活動の一つになっています。我々はまず、データベースソフトウェアを選定し、目録データを格納するためのIDPデータベースを設計、実装しました。1998年10月、オンラインのデータベースが運用され始めた当初、20,000点を越える写本の基本レコードが格納されていました。2005年までには、絵画、織物、遺物、そして歴史的写真を含む50,000点以上の基本レコードが格納されていました。データベースの詳細とその構造の概要はこちらを御覧ください。データベースに登録されているデータのリアルタイムの統計情報がこちらで御覧頂けます。

現在、IDPは利用者が容易に目的の文書を見つけることができるように、何種類かの目録番号、所蔵機関の書架番号(pressmark)、これまでに出版された全ての目録を入力しています。この目録はXMLで入力されており、すべてオンラインで検索できるようになっています。これらの目録には目録表示のページからアクセスすることができます。研究者は自身で作成した新しい目録を直接データベースに登録することができ、登録した目録は直ちにオンラインでアクセスできます。目録登録用のテンプレートも使用できます。

Frances Wood博士と大英図書館を最後に訪れた時のKsenia Kepping博士

IDPは研究者に対する研究促進の役割を第一としており、資料の解釈は補助的にのみ行っています。研究者が自身の研究結果を送れば、それは直接データベースに追加され、ウェブ上で容易にアクセスすることができます(著作権は研究者自身に帰属します)。研究者や目録編集者がある文書の解釈で意見を異にする場合、IDPはそれらについての判断をしませんが、意見の一致しないすべての研究を明示し、データベースを利用する学者や利用者に判断してもらいます。引き続き、基本的な情報とデジタルデータの入力が優先して行われていますが、文書の転写と翻訳も、検索可能な形でデータベースに追加されています。あなたの研究成果を送るには、目録のテンプレートをダウンロードして入力するか、またはE-mailに添付して送信して下さい。

目録作成は最初の第一歩にすぎません。IDPは発見物の内容の説明や関連する情報を目録データと共に提供することを目指しています。関連記事、論文、および書籍の書誌情報が写本にリンクされ、検索することもできます。また、文書、絵画、織物、および遺物が発見された遺跡に関する情報も、遺跡の配置図、考古学の報告書、歴史的および現代の写真とともに提供しています。

IDPは、研究使用目的のデジタル画像のCD/DVDの供給、そして、講演、シンポジウム、会議を開催することによって研究者を支援しています。1998年に敦煌偽写本をテーマとした会議を開催し、初めて偽写本に関する話題について公に議論しました。このときの論文集が出版されています。そして、IDPは偽写本に関する情報を集めており、この情報はウェブ上で自由に閲覧できるようになります。2004年にはホータン王国に関するワークショップが大英図書館での展覧会(シルクロード: 交易・旅・戦争・信仰)と同時に開催されました。

IDPのスタッフは研究、出版活動を行っています。(スタッフの 研究紹介を御覧ください。) Leverhulme Trustの資金援助によって、IDPロンドン主導のもと、チベットと中国の写本に関する3年に渡る古文書学プロジェクトが進められ、その成果、方法論およびツールがオンラインデータベースとウェブサイトに追加されることになっています。その成果の1つがオンライン検索できる敦煌文字データベースで、何百万ものチベット語の音節と漢字が登録され、敦煌での筆記者の特定や、綴りの正しい変遷を追跡することが可能になります。IDP北京はこの他にもいくつかの研究プロジェクトに取り組んでおり、ロンドンと共同で古文書学プロジェクトにも取り組んでいます。詳細は研究のページを御覧ください。

デジタル化

IDPデジタル化スタジオの写真

IDPはデータベースを設計し、目録データの本体を作り上げ、資料のデジタル化を開始しました。2001年には、5x4カメラとPhase One社製のデジタルスキャニングバックを所有するデジタル化スタジオを設立し、プロの写真家とフォトショップのオペレータを雇用していました。使用機材は定期的に更新され、同様の機材セットが大判・中判カメラと最新のシングルショットカメラバックのセットと共に、世界中のIDP センターで使用されています。詳細は技術のページを御覧ください。

IDPスタジオのスタッフによって策定された写真撮影と画像処理の規格は定期的に見直され、改訂されています。また、この規格書は訓練用マニュアルとして世界中のIDP センターで使用されています。最高品質のカラー画像が公開用のJPEG画像作成のために生産されています。この画像はできる限りオリジナルの文書に近くなるように調整され、常にオリジナルと同じように読みやすいものになっています。また、オリジナルの文書がインクの色あせや汚れの蓄積のために不鮮明である場合は、赤外線撮影も行われます。

教育と奉仕活動

Liao Xingwen(囲碁の五歳の天才少年)

IDPは学術関係者以外の方々にも興味を持ってもらえるように、講演、出版、教育に関するイベント、展覧会を通して素晴らしい資料を提供することを目的としています。

IDPスタッフは定期的に世界中の様々な場所(学術会議、学校、書店および地域組織を含む公共の施設等)で講演を行います。1年に2回発行されるIDP ニュースレター(御希望の方にお送り致します。)の執筆と編集とは別に、定期的に様々なジャーナルや雑誌に記事を寄稿します。これらはIDPに関する報告、保存修復に関するあらゆるレベルの記事、仏教、シルクロードの歴史、古文書発見に関するトピック、写本に関する研究成果等です。

このウェブサイトには教育サイトMy IDPのプロジェクトがあります。これらは、IDPスタッフによって書かれており、小学生や学生から旅行者、その他の様々な人々にとって利用しやすいものになっています。

この数年間にわたって、IDPはこれらの貴重な資産を世界中の学生や研究者に提供するために、進んだ教育と奉仕活動を計画しています。これは大学との共同研究や世界中の教育に関わるプロジェクトになるでしょう。詳細は教育のページを御覧ください。

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