基金
背景
IDPは設立当初から外部資金によって運営されているプロジェクトであり、プロジェクト運営を可能にして下さった全ての団体、あるいは個人支援者の皆様に感謝いたします。設立支援に関する詳細はIDPの沿革を御覧ください。
IDPを運営している機関は、スペース、人材、ネットワーク、その他様々な資金を提供し、IDPを支援していますが、大半の人件費、設備、教育プロジェクト、会議、その他の催しにかかる費用は外部資金によって賄われています。集められた基金のすべてが口座に貯蓄されており、この資金はIDPで運用されます。会計が詳細に記録され、予算事項は基金支援者の方々に公開されています。また、財政報告が定期的に運営委員会に提出されています。
支援者
1994年以来、多数の個人支援者 、財団や企業が寄付、助成金、研究奨励金 、経典のスポンサー、製品、あるいはコンサルタントの形でIDPを支援して下さっています。全ての支援者の方々に深く感謝致します。IDPは支援者の方々なしでは成り立たなかったでしょう。主な支援者からの助成金(10万ポンド以上)の詳細を以下に掲載しています。
IDPはこれからもすべての業務に対して支援を必要としています。シルクロード サポーターになって頂くと、我々は資金調達に時間を費やすことなく、IDPの本来の仕事、事業の推進に専念でき、助かります。この件に関する詳細とダウンロードフォームは上のシルクロード サポーターへのリンクをクリックして下さい。
通常の寄付も受け付けております。寄付に関する入力フォームはここをクリックして下さい。この他に、御都合に合わせた大きな援助(命名権が与えられるかもしれません)に関する御要望はIDPのプロジェクトディレクターまで御連絡ください。
主な支援者様
御支援くださった全ての支援者様のおかげにより、国際敦煌プロジェクトはシルクロードの研究者に対して、すばらしいデジタル資料を提供することができました。10万ポンドを超える助成金を提供して下さった機関のリストを以下に挙げます。
芸術人文科学研究会議(AHRC)/芸術人文科学研究委員会(AHRB)(英国)
- 助成期間: 2002–2005
- 助成金総額: GB £302,851 (この内IDPには、GB £118,869)
- プロジェクト名: Digitisation and Access Enhancement of the Tibetan Dunhuang Manuscripts at the British Library
2002年に芸術人文科学研究会議(AHRC)はIDPと東洋アフリカ研究所(SOAS)の共同プロジェクトに対して、SOASに助成金を交付しました。このプロジェクトでは大英図書館所蔵のスタインコレクションのチベット タントラ写本の目録作成が行われました。この助成金から2名の研究者(Sam van SchaikとJacob Dalton)に対する資金が提供され、詳細な目録が作成されました。
このプロジェクトは2005年に終了し、この目録のオンライン版がIDPのウェブサイトに掲載され、翌年には印刷版の目録が出版されました。研究者はこの目録作成以外にも、新たな研究を推進し、チベット タントラ写本に関する様々なテーマの研究論文を執筆しました。これらの研究では古文書学を用いたチベット筆記者の同定も行われました。
蒋経国国際学術交流基金会(台湾)
- 助成期間: 1994–1997
- 助成金総額: US $75,657
- プロジェクト名: Documents from Chinese Central Asia: A Preliminary Database of the Stein Collection in the British Library
- 助成期間: 1997–1998
- 助成金総額: US $80,000
- プロジェクト名: The International Dunhuang Project: Database Expansion
- 助成期間: 1998–1999
- 助成金総額: US $50,000
- プロジェクト名: The International Dunhuang Project: Database Expansion/cont.
- 助成期間: 2003–2004
- 助成金総額: US $30,000
- プロジェクト名: Cataloguing of the Chinese Dunhuang manuscripts at the Institute of Oriental Studies, St Petersburg branch of the Russian Academy of Sciences
- 助成期間: 2007
- 助成金総額: Euros €30.000
- プロジェクト名: Cataloguing of the Chinese Dunhuang manuscripts at the Institute of Oriental Studies, St Petersburg branch of the Russian Academy of Sciences
IDPは1994年に蒋経国基金(CCK)から3年間の助成金を受けました。この助成金は2度の更新により、さらに2年間の延長がなされました。CCKは主にIDPの設立に関する部分での支援を行いました。特に、IDPデータベースの開発と導入、および、IDPウェブサイトの立ち上げ当初の目録データ入力に関して支援を行いました。
フォード財団(USA)
- 助成期間: 2006–2008
- 助成金総額: US $300,000
- プロジェクト名: Bringing Together Scholars, Scholarship and Scholarly Resources on the Silk Road
フォード財団の助成金はロシア、中国、インドのそれまで顧みられなかったシルクロードコレクションに対する助成金です。このプロジェクトはこれら各国のシルクロードコレクションを管理する学芸員と研究者の共同プロジェクトで、ウェブ上で共有するためのシルクロードの資料に関する情報と専門知識を共同で構築することに対して支援を受けました。
IDP UKはこれらの国々から各々1人の研究者に対して、研究方法、画像処理、目録作成に関するトレーニングを行いました。これによって、中央アジアコレクションの新たな目録やデジタル画像等がオンラインで利用できるようになりました。
- 助成期間: 2007–2009
- 助成金総額: US $200,000
- プロジェクト名: Building Skills and Resources
このプロジェクトは、野外撮影、画像生成と画像処理、ウェブデザイン、ウェブリソース作成、教育プログラムにおいて、敦煌研究院(DHA)と国際敦煌プロジェクト(IDP)の若手スタッフを育成することを目的としています。これらのスタッフが一連の高品質なリソースを作成し、歴史的に正確なデータや高品質なデジタル画像がDHAやIDPのマルチリンガルなウェブサイト上で公開されるでしょう。教育に関するワークショップが学校で開催され、大英図書館や敦煌研究院からウェブ教材や印刷教材が作成されるでしょう。
イングランド高等教育財政カウンシル(HEFCE)(英国)
- 助成期間: 2001–2006
- 助成金総額: GB £150,000 + GB £9,500 (人件費と旅費の増加に伴って2004-2005年の助成金が増加しました。)
- プロジェクト名: HEFCE-British Library International Collaboration
2001年にイングランド高等教育財政カウンシル (HEFCE) は、国際的なネットワークの構築とIDP中国での業務に対して、IDPのネットワークとデジタル化のマネージャーを5年間支援することに同意しました。この助成期間に、ロシア、日本、ドイツのIDPセンターが相次いでオープンし、これによってこの助成金の旅費が増加しました。
リバーハルム財団(英国)
- 助成期間: 2005–2008
- 助成金総額: GB £280,000
- プロジェクト名: A Palaeographic Study of the Chinese and Tibetan Manuscripts from the Dunhuang Collections
リバーハルム財団は、中国語とチベット語の敦煌写本についての古文書学、写本学、社会情勢を範囲とする研究プロジェクト(3年間)に資金を提供しました。
このプロジェクトの最初の2年間は主に、写本から古文書学的及び写本学的な解析によるデータの収集に重点を置き、写本のデジタル画像から音節や文字ごとの切り出しを行いました。3年目はこのデータが、IDPによって開発されたインターフェースとツールを通して利用できるようになりました。このプロジェクトの成果は研究のページを御覧ください。
アンドリュー・メロン財団(USA)
- 助成期間: 2001–2005
- 助成金総額: US $1.1 million; US $265,000 (保存修復技術者に対する追加助成金 12月 2001); US $182,000 (画像処理技術者の増員と設備投資に対する追加助成金 4月 2003)
- プロジェクト名: Dunhuang Digitisation Project
- 助成期間: 2004–2007 (St. Petersburg)
- 助成金総額: US $237,000
- プロジェクト名: The Conservation, Digitisation and Documentation of Scrolls held by the Institute of Oriental Studies, St Petersburg
アンドリュー・メロン財団は、IDPとArtStorによる大英図書館所蔵の敦煌出土の中国の写本の保存修復及びデジタル化の4年間のプロジェクト(2001–2005)に対して助成を行いました。このプロジェクトでは、3,788点の写本から40,000点以上のデジタル画像をメタデータと共に作成し、数百点の巻物や断片に対して保存修復を行いました。
メロン財団は、ロシア科学アカデミー サンクトペテルブルグ支部 東洋学研究所(IOS)が所蔵する敦煌出土の中国の写本のデジタル化のために、2004年にIDPとIOS に対して助成金の追加を行いました。このプロジェクトは2007年に終了し、そのデジタル画像がIDPとArtStorによって公開されています。
国家遺産記念基金 (NHMF)(英国)
- 助成期間: 1997–2000
- 助成金総額: GB £148,000
- プロジェクト名: Entering Stein Materials into the IDP Database
1997年に、敦煌出土資料のデジタル化と目録作成に対して、国家遺産記念基金 (NHMF)からIDPに助成金が交付されました。NHMFの助成金により、中国、チベット、西夏資料のデータ入力が行われました。1998年に、入力された画像やデータはIDPのウェブサイトで公開されました。
PIDEM 基金
- 助成期間: 2005–2010
- 助成金総額: GB £200,000
- プロジェクト名: IDP Grant
2005年に、PIDEM 基金からIDPのプロジェクト全般に対して5年間の助成金(GB £40,000/年)が交付されました。この助成金はIDPの恒常的な業務とマップ インターフェースの開発に使われています。
PIDEM 基金は、2004年に開催されたシルクロード展覧会も支援しています。
THE SINO-BRITISH FELLOWSHIP TRUST (SBFT)(英国)
The Sino-British Fellowship Trustについて
- 助成期間: 1997–present
- 助成金総額 (大英図書館 中国セクションに授与): GB £70,000
- プロジェクト名: Travel grant for Chinese scholars to visit UK for the Dunhuang Manuscript Project and (from 2003) for IDP scholars to visit China for training and research.
- 助成期間: 2001–2006
- 助成金総額: GB £ 64,000 (£13,000 p.a. (GB £12,000 in year one)) towards staff costs
- プロジェクト名: Grant for IDP China
- 助成期間: 2006/7–2011
- 助成金総額: GB £82,500 (£16,500 p.a.)
- プロジェクト名: Grant for IDP China Digitisation Studio
The Sino-British Fellowship Trust (SBFT)は、IDPが発足する以前に、敦煌資料の保存修復や目録作成作業を行う中国の研究者や保存修復技術者の大英図書館訪問に対して、大英図書館中国セクションに5つの助成金を交付しました。1997年から、SBFTは大英図書館の敦煌資料およびその他の資料のための中国からの研究者と保存修復技術者(1人から3人)のイギリスへの渡航費用に対する助成金を毎年交付しました。この助成は現在も継続されています。2003年から2006年にかけて、IDPの研究、業務、トレーニングに関するイギリス-中国間の渡航費用が交付されました。
大英図書館と中国国家図書館(NLC)は、SBFTの資金援助によって、2001年から5年間に渡ってNLCの敦煌写本の目録作成とデジタル化およびIDPウェブサイトへのデータ登録作業を共同で行いました。SBFTの助成金はNLCのスタッフの人件費にも使われました。
2006年にSBFTは、IDP中国のスタジオ拡充に伴って、NLCのIDPデジタル化スタッフの人件費について、さらに5年間交付することに同意しました。
SBFTは、2004年に大英図書館で開催されたシルクロード展覧会にも寄付しています。



