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教育:研究

ページ作成: 2007年7月2日 最終更新: 2008年8月18日

序文

IDPは敦煌及びシルクロード東部のコレクションについて研究する重要センターです。世界中の研究者の交流や、以下に述べるようないくつかの長期研究プロジェクトも遂行しています。このページには、IDPスタッフの研究紹介もあります。

大英図書館貴重品保管庫の敦煌写本保管所

IDPは研究者に対して様々な情報をオンラインで提供しています。:

このサイトへの意見、オンラインで見たい情報についての要望を受け付けています。

研究紹介

Barbara Borghese
保存修復と保存科学
Imre Galambos
中国写本の文字学と古文書学
Kate Hampson
シルクロードの探検家について
Alastair Morrison
Ford Foundation プロジェクトの研究、及び、現代中国文学
Sam van Schaik
チベット語タントラ写本の古文書学
Susan Whitfield
シルクロードの歴史、及び、中国写本の写本学

その他のスタッフが、IDPに関連する技術分野で研究に関係しています。

研究論文


Enjoy It While it Lasts: A Brief Golden Age of Freedom of Scholarly Information? (English)


The Question of Forgeries (English)


Suvarṇaprabhāsottamasūtra (English)


A Review of Tangut Buddhism, Art and Textual Studies (English)


Introduction to Descriptive Catalogue of the Chinese Manuscripts from Tunhuang in the British Museum (English)


Introduction to a Catalogue of the Tibetan Manuscripts from Tun-Huang in the India Office Library (English)


Médecine, société et religion dans la Chine médiévale Manuscrits de Dunhuang et pratiques de santé (French)


Abstracts of the Medical Manuscripts from Dunhuang (English)


A Chinese Medieval Treatment for Angina (English)


Proceedings (Extract) of XII International Congress of Orientalists, Rome, October 1899 (English)


研究プロジェクト

2006–2008: シルクロードに関する研究者、研究助成、研究資源の統合
(フォード財団提供)

D第一回フォード財団シンポジウムから代表者

このプロジェクトは中国、ロシア、インド、イギリスの間での中央アジアに関するコミュニティーの形成を目的とし、若手研究者の育成、ウェブ情報源の共同構築、学術的なコミュニティーでの意見交換を行います。これはロンドンのIDPによってコーディネートされており、参加機関は、: the National Library of China IDP Centre in Beijing, the Institute of Oriental Studies IDP Centre in St. Petersburg, and the National Museum and the Indira Gandhi National Centre for the Arts, New Delhiです。ロンドンを拠点として、Alastair Morrisonがコーディネートしています。

このプロジェクトではすべてのセンターの研究者間の連携を強化するために3回のシンポジウムを開催し、このシンポジウムの議題に関連した3つの教育的ウェブサイトを構築するでしょう。このサイトは中国語、ロシア語、英語で利用できるでしょう。このサイトには、それぞれの言語による参考文献の紹介、主要な論文の翻訳、モノグラフの要約が掲載されるでしょう。

"第1回のシンポジウムが、2006年11月に北京で開催されました。タイトル: 'Buddhism and its Silk Road Transmission: The Suvarṇaprabhasasūtra'. この情報が公開されています。."

第2回のシンポジウムが、2007年4月にサンクトペテルブルクで開催されました。タイトル: 'Tangut and its Links with Tibetan Tantric Buddhism'. この情報(構築中)が公開されています。.

ロシア、中国、インドの中央アジアコレクションの歴史に関する第3回のシンポジウムが、2008年4月にニューデリーで開催されました。この情報が IDP コレクションページに追加されています。

2005–2008: 敦煌コレクションの中国、チベット写本の古文書学研究
(funded by the Leverhulme Trust)

漢字

古文書学はヨーロッパの歴史と文化の理解には不可欠です。しかしながら、アジアの写本研究においては古文書学(テキストの解釈には関係のない形態や様式に関する調査)はあまり適用されていません。このことは、写本が作られた社会情勢の理解の欠如、制作日や場所の情報の欠如、アジアの歴史研究の遅れを生じています。このプロジェクトは、最も重要なアジアの写本である敦煌文書への古文書学や写本学の適用を目的としています。

"IDPには、3人の研究者、Susan Whitfield (中国写本)、Imre Galambos (中国写本)、Sam van Schaik (チベット写本)が在籍しています。Marta Matkoはチベット語写本研究のリサーチアシスタントです。我々の研究は以下の3つの関連トピックに分類されます。: (i) 文字の形、 (ii) 写本学(コディコロジー) 、(iii) 写本の歴史社会学。"

(i)  古文書学の基本は文字の詳細な分析を行うことです。我々は、写本から採取した膨大な量のデータをもとにして、字体の変化を分析します。字体は、中国、チベット文字の発達の理解および写本の年代同定には必要不可欠です。IDPは写本のデジタル画像からの文字切り出しツールを開発し、これらの画像をデータベースに入力し、効率的に写本の古文書分析が行われるでしょう。

チベット文字

(ii) 書法(writing style) の分析は写本の形態とは切り離せないものです。写本学のデータには紙のサイズ、簀の目や糸目の計測、紙、顔料、染料、墨の科学分析結果があります。IDPデータベースは古文書学や写本学のデータを登録することができます。

(iii) 我々は、文書の歴史社会情報(筆記者名、支援者、寺院)を調査分析しています。これらのデータは時空間マップに表示されるでしょう。さらに、筆記者を同定するための筆跡鑑定も行います。この研究はvan Schaik がすでにパイロットプロジェクトとして行っており、バーミンガム大学の筆跡鑑定家のDr Tom Davisと供にテストされています。

このプロジェクトの一部として、同様の研究のためにツールを開発し、その普及も行っています。これらのツールは IDP 技術 リソース ページから利用できます。

参考文献

2003–2005: チベット タントラ写本目録作成プロジェクト
(funded by the AHRC)

これまで目録化されていなかった敦煌コレクションのチベット語タントラ写本に関するプロジェクト。

Ritual Implement for Empowerment.

IDPの2人の研究者(Jacob Dalton と Sam van Schaik)が大英図書館のスタインコレクションの敦煌からのチベット語タントラ写本の目録を作成しました。これは350点の写本を含む618点の文書からなっています。彼らは、大英図書館の不完全な写本の多くが、フランス国立図書館のペリオコレクションの写本によって補完されることを確認しました。従って、副産物としてペリオコレクションのタントラ写本の多くも目録化されました。この目録はIDPウェブサイトで利用でき、敦煌出土のチベットタントラ写本の印刷版目録もあります。 IDPからオンラインで利用できます。

このプロジェクトの最後に、学術アドバイザーの委員会が開かれました。この委員会には、David Germano教授 (University of Virgina)、Leonard van der Kuijp教授 (Harvard)、Cristina Scherrer-Schaub教授 (École Pratique des Hautes Études)Gene Smith(Tibetan Buddhist Resource Centre, New York)、武内紹人教授 (神戸市外国語大学)らがいます。これらのチベット学者はこのプロジェクトの様々なステージで助言を行います。さらに、Germano教授とSmith氏は、近い将来開発されるこのプロジェクトのデータベースにチベット学のデータベース実装を提案しています。Scherrer-Schaub氏と武内教授はこのプロジェクトの発展に最も重要な目録作成活動に対して古文書学的観点から助言を与えました。(下記参照)

最も重要な発展は、我々が目録化を行った写本に対する古文書学の適用によって重要な発見がなされたことです。研究者の写本の閲覧機会の増加によって、10世紀の敦煌の筆者特定のための筆跡鑑定が開始されました。このプロジェクトによって、このような発見が可能になり、このコレクションに対する知識が増えました。この新しい発見によって、以前は全く別の物として考えられていた仏教の学校間の予期しなかった相互の影響が明らかになり、写本同士の関連が明らかにされました。我々はイギリスの筆跡鑑定の専門家、Tom Davis教授(バーミンガム大学)と共同で研究を行っています。何度かのミーティングを経て、個人の筆跡を同定する方法を開発しました。結果として、多くの写本に対して筆者の名前を同定することができ、筆者の明らかなパターン分けが可能になりました。

中国、チベットの敦煌写本に対する古文書学データベースが構築され、the Leverhulme Trust (上記参照)が資金提供する大英図書館の新しいプロジェクトにはずみをつけました。

参考文献

2000– : 敦煌とヒーリングアート
(funded by The Wellcome Trust and the Sino-British Fellowship Trust)

灸療法の図

敦煌で発見された写本の多くが宗教関連の教典ですが、数千点の世俗文書、手紙、暦、行政記録、天文歴も存在しています。ヒーリングアートに関する記述がみられる百点を超える文書が、仏教経典にまぎれてあちこちに存在します。経典の裏側に書かれている物もあれば、最後に書かれている物もあり、また、それ自身が完全な巻物になっている場合もあります。これらの中に、診断方法、治療、鍼、灸、医療器具、宗教のヒーリングアート、易断、魔術の情報が記載されています。このコレクションには、すでに現存している医薬文書の様々なバージョンが含まれています。同時に、これまでは文献として題目のみが知られていたり、敦煌だけに存在したり、追跡できなかったような医薬文書を明らかにすることができます。これらは、隋唐時代の医薬文書の普及の証拠を与えるだけでなく、医薬文書が作られ、普及していった状況を理解するための重要な情報です。これらは、医薬の知識と中世中国の医薬の情報源となっています。

Wellcome TrustSBFT [Sino British Fellowship Trust]の援助による、Vivienne Loとの共同プロジェクト。2000年に、敦煌医薬文書のデジタル化、目録作成、研究を開始。Chinese Academy of Social Sciencesとthe Academy of Research into China Medicineの4人の研究者が、2000年の夏にロンドンに3ヶ月滞在し、関係する敦煌写本を調査し、大英図書館はこれらの主に断片文書の保存修復作業を開始しました。2000年8月に以下のワークショップがロンドンの the School of Oriental and African Studies にて開催され、その出版物がWang Shuminによって用意され, Penny Barrettによって翻訳され、Vivienne LoChristopher Cullenによって編集されました。 (Lo_Cullen_2005) これには、他のすべてのコレクションの医薬写本の小論や要約が書かれています。この要約集がここにあります。.

University College LondonのThe Wellcome Trust Centre for the History of Medicineは、医薬写本に関する作業への支援を継続しています。目録作成と移録作業が北京の王淑民によって進められており、IDPに登録され始めています。 (目録表示を御覧ください。)これらの写本の中にある図についての注が趙平安によって準備されています。目録入力の翻訳は、Penny Barrettと、スタインの医薬写本で翻訳を行ったVivienne Loが行っています。これらは、すべてIDPでオンライン公開されるでしょう。

鍼、灸、漢方に関する歴史のPDFファイルがThe International Association for the Study of Traditional Asian Medicine websiteよりダウンロードできます。

研究がフランスで続けられており、Catherine Despeuxの要約がここにあります(フランス語)。狭心症に対する漢方医学の対処法に関する研究論文が、上述の'研究論文' にあります。

参考文献

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